2013年5月14日火曜日

わたしたちイマジナクトラボは自らコンテンツマーケティングの実験台となり、その様子をブログなどで継続的に発信してまいります。

すこし前から考えていました。そして、「準備が整ってから」と思っていましたが、それじゃあ一向に進捗しないので、とりあえず始めようと思いました。心境としてはこんな感じですかね。

思い切っちゃおう!
©iStockphoto.com/Martin Allinger


そもそも「イマジナクトラボ」って何よ?

イマジナクトラボは2010年の6月に発足した株式会社大和広告の社内プロジェクトです。もともとはマーケティング、コミュニケーション、テクノロジーの社内研究プロジェクトとしてスタートしたのですが、徐々に「会社の外=社会」に対する志が固まってきました。

「企業や団体のマーケティング力アップに役立つ情報提供をつうじて地域活性化につなげたい」

広島県福山市という地方都市で育てていただいた私たちが、専門性を発揮できる領域で地域に貢献できることは何か?同時に私たちメンバーの成長にもつながる取り組みは?その問いを模索してきた3年間でした。

おもな取り組みはイマジナクトラボのウェブサイトをご覧いただければと思いますが、これまでに24回のセミナー・勉強会を開催、のべ886人の方にご参加いただいてます。フェイスブックページのファンは18,000人を超え(2013年5月14日現在)、その他各領域のエキスパートの方々のオリジナルインタビューなど、ほとんどのセミナー、コンテンツを基本的に無料でご提供しています。
県庁所在地でもない一地方都市からの取り組みとして、ここまで続けてこれた。これも地元経営者・マーケターの皆様、フェイスブックで支えてくださっている全国のファンの皆様のご理解がなければ実現しなかったと思います。ありがとうございます。


イマジナクトラボの課題って何よ?

そりゃもう課題は沢山ありますよ。

なかでも一番の課題だと思ってることは...

「わかる」と「できる」の間に流れる大河を越えられていないということ。

以前にくらべて格段に情報収集・発信量は増えました。ネット上だけではなくカンファレンスやコミュニティに参加し、国内外のオピニオンリーダーからの情報も直接収集、それらに基づいた考察を発信するようになりました。直近ではサンノゼで開催されたSMX WEST 2013に参加してきました。これにより、今のマーケティング業界のトレンドの全体像がクリアになり、実際に企業のマーケティングを支援させていただく上でもとても役立ってます。

でも結局は「他者の知見」をリアルセミナーやインタビュー、そしておもにキュレーションを中心としたソーシャル(とくにフェイスブック)偏重の情報発信をしていたのにすぎないんですよね。「他者の情報」に触れ、それらに考察を加えているだけではコンテンツマーケティング的な視点からして効果的ではないし、私たち自身が本当の意味で「新しいスキルを血肉化する」には至りませんよね。つまりウチの場合、とくにストック型の持論系コンテンツにおいて、下の図でいうところの「わかってるのにできない」状態(「わかる」→「できる」の大河を越えられずに岸にしがみついてる辺り?)に留まっているんじゃあないかと。ちょっと残念。

コンテンツマーケティングの実験台になろうとしているイマジナクトラボの現状
まだまだ「エキスパートですっ!」と胸張れない分、体張って成長を加速しようってワケです。



もちろん実践から得られた価値ある学びや資産も

とはいえ、不完全ながらも3年近く実践してきたイマジナクトラボの活動は私たちにいろんな学びをもたらしてくれました。「ソーシャル(フェイスブック)偏重」のいまのカタチが決して最適ではないとはいえ、実践の中でソーシャルメディアでフロー系コンテンツを取り扱うための知見など着実に蓄積されてきているし、そもそもマーケティングを支援する企業のなかで、マーケターにリアル・ネット両面で継続的かつオープンな学びの場(コンテンツとコミュニティ)を実際に提供している会社って、全国的にもそんなに多くないと思うんです。これは実践した会社しか得ることのできない、ウチならではのノウハウ、リソースですよね。
そしてイマジナクトラボの取り組み自体を「ソーシャル中心」から「コンテンツ中心」に進化させることで、リアルとネットを跨ぐ「コンテンツマーケティングの実践知」をもっと多く生み育てられると思うんです。


だったらイマジナクトラボでもっと過激に挑戦、その成果を情報発信すれば?

ラボの内幕を公開することは、メンバーが常に新しいことに挑戦する動機づけにもなるし、社外の方に見られているぶん一つひとつの施策を丁寧にやろうとする。ブログなどの記事にまとめるプロセスでしっかり反省できる。

しかも実践に基づくオリジナルな情報なので、読み手のみなさんにも貴重なケーススタディとして喜んでいただけるはず(内容にもよりますけどw)。しかも、ネット上にコンテンツが蓄積されていくことは地元だけでなく、全国のみなさんにもより多くの情報をご提供できることを意味します。ウチのフェイスブックページのファンは東京をはじめ全国に遍くいらっしゃるので、この流れはファンのみなさんにも歓迎していただけそうです。

メリットだらけではありませんか!


リスクもあるけど?

せっかくのノウハウを公開するのもリスキーですけど、社内でこっそりウマいことやろうと思っても、ウチの場合なかなか進捗しないのでもういいです。それに読者のみなさんも本当に実践しないと「できるゾーン」に到達しないだろうし。
そんなことより、まずはみなさんの役に立つ情報をご提供しないことにはね。


で、具体的には?

近日中に本稿の続編「わたしたちイマジナクトラボは自らコンテンツマーケティングの実験台となり、その様子をブログなどで継続的に発信してまいります。で、具体的には?」でお伝えいできればと思います。



さいごに

「実験台」とか言ってますけど、これらの取り組みはすべて最終的に私たち自身の成長につながること。私たちが成長するそのプロセスを通じて、みなさまのコンテンツマーケティングに役立つ実践的なブログを目指してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。あ、もちろん他のネタもやっていきますよ。

では今日はこのあたりで。

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